おしゃべり通信

2017.September
No.4 富岡避難住民の編物教室から誕生した≪手作りサマンサ・マミー≫!

きぼうときずなプロジェクト6年目のご挨拶
2011年3月11日マグニチュード9.0の巨大地震が東日本全体を襲った時、私は台湾での講演の最中でした。帰国につく際の空港で、パスポートに書かれている「本籍Fukushima」をみた出国担当事務官が「がんばって」と日本語で言ってくれたことが忘れられません。
どうがんばればいいのか、それは常に大きな課題でした。被災された住民の方々を支えつつ地域医療の新しいシステム作りに少しでも貢献できることはないだろうか。
震災から1ヶ月のうちに、私は独自の支援活動を立ち上げ、被災地のニーズに応えていく形で継続してきました。
この6年間の活動は、「気づき」でした。そして今「気づき」を「きっかけ」に、「動き」にしていくこと、そうすることが、「きぼうときずな」の実現であると考えます。

「きぼうときずな」プロジェクト 代表 大橋靖雄

きぼうときずな代表 大橋 靖雄とリーダー 石井 苗子、活動の足「ぺ号」が、きぼうときずなプロジェクトの「今」を語ります。
  • NPO法人日本臨床研究支援ユニット
    理事長 中央大学理工学部教授
    東京大学名誉教授 福島市出身
    周りを気にせずどんどん進む先見の人、周りはポカ~ン(@_@;)
    ☆今月のはまっていること
    Validation と Verification

    詳しいプロフィール
  • NPO法人日本臨床研究支援ユニット
    理事 参議院議員 東京都浅草出身
    人情篤く物事命がけ!泳ぎ続けるマグロ状態…でも超元気!(^^)! 

    ☆今月のはまっていること
    ストレス検出力

    詳しいプロフィール
  • 医療関係者やスタッフを乗せて被災地を縦横無尽に駆け巡っている。三つ子。福島県いわき市と郡山市在住
    無口で聞き上手。雨にも風にも凸凹道にも負けない辛抱人 好物は軽油。
    ☆今月のはまっていること
    アクセルとブレーキ(?!)

    詳しいプロフィール

おや、石井さん、珍しく今日は髪飾りですね、
いいじゃないですか

あ~これねっ“It’s new! 早稲田シュシュ”よ。
富岡町被災住民サークル“サマンサ・マミー”の
今年の手芸品、あれ? 先生に写真みせてなかった?!
ほら、これね

富岡町サマンサ・マミーの手作りシュシュ

早稲田大学応援部2017夏の東日本大震災支援合宿で、富岡町サマンサ・マミーの手作りシュシュをつけたチアリーダーズ

88人のチア

サマンサ・マミーの代理でシュシュを届けた石井苗子。88人のチア全員がシュシュをつけて記念撮影!

このえんじ色のコスチュームとぴったりですね、
他の大学のもあるんですか?

他大学も注文してくれたらもちろん作りますよ。
しかしさ~はじめてサマンサ・マミーの人たちの作品
見せてもらった時、プロ級の腕前には
ほんとびっくりしたわ

たしか昨年は上野公園で、製作者達にも
上京してもらって大々的に販売しましたよね

富岡町被災住民の手芸グループ

2016年4月上野公園で開催された日本伝統文化工芸フェスタに富岡町被災住民の手芸グループが手作り品を持って上京。石井苗子きぼうときずなスタッフも声をからしての応援販売!

2011年、郡山のビックパレット避難所から
仮設に移った人たちは、お互い知らない者同士。
500人を超える入居者がいても知ってる人は
5人だけとか。仕方なく家に閉じこもっていたら、
まもなく、おだがいさまセンターという集会場が
オープンし、最初に編み物教室が開かれた。
いつまでも家に閉じこもっていてもはじまらないからと、
そこに集まって来て、そしたら~、いつのまにか
避難住民が仮設の集会場で編み物教室を始めたと
知れわたってね、日本中から毛糸が送られてきたわけ

それが“サマンサ・マミー”の誕生となるわけですね

集まった毛糸で小物を作りお世話になった人たちに
感謝をこめて贈ったら喜ばれたの。
受け取った人の笑顔に励まされて、次から次に
作り続けてたら、いつのまにか作ることが
生きがいになって……。
この話きいたら胸がキュンとしてきてね

石井さんの追及する生きがい作りですね。
心の復興なくしてどうして復興が成しえるかですね

やりがい、生きがいは人としての営みの上で
とても大切なこと。私はサマンサ・マミーの作品を
もっともっと多くの人たちに知ってもらいたいのよ。
そして彼女達に自信をもって、
活き活きと生きてもらいたいのよね

6年間全町民に避難指示が出ていた富岡町も、
いよいよ帰町がはじまり、町としての機能が徐々に
再開し始めてますね。
でもまだ町には一軒も歯医者がなかったり、
美容院がなかったり、今まで通りというのには
まだまだ時間はかかりますが……

8月26日、ついに私達も富岡町現地での活動を
実現したわよね!!
電車がまだ通ってないから医療支援車2台で
向かったけど、さくらモールの駐車場に
うちのぺ号が2台止まってるの見たとき、
帰町になったぞって実感したわ

常磐線富岡駅前

この10月にようやく再開が決まった常磐線富岡駅前で。これからの町の復興に思いをはせて笑顔の大橋と石井

町にある唯一のショッピングモールは、
思ってたよりは賑わってましたね。
近隣の町の住民も車で買い物に来るんですね。
やはり地元に入ると、住民のみなさんの要望の声が
理解しやすいですよ

≪さくらモールとみおか≫イベント

8月26日、ショッピングセンター≪さくらモールとみおか≫で開かれたきぼうときずなのイベントで健康相談にのる石井と、大橋はアンケートの相談にのってる?!

これからも出来る限り、地元に入り、
住民のみなさんに沿った支援活動を続けていこうと
思うんだけど、たしか今年は復興庁と福島県庁と
二つから採択受けて、次から次に
被災地でスケジュールが入ってるんだったね~~

そうです、そうです!

採択を受けて、保健活動を続けているのは
きぼうときずなだけらしいの!
心の復興とか、安心して生活するってのは、
やっぱ健康な身体あってでしょ

そ~ですよ~

ちょっとちょっと!先生、また人の話きいてないでしょ、
なに?それ?今度はなんの機械?

自律神経機能測定器ですよ

うちにもあったでしょ

新機種、見つけたんですよ!

最新鋭の自律神経機能測定器

次回の健康チェックイベントに向けて、最新鋭の自律神経機能測定器の操作と結果説明の練習に励む石井と大橋、AIも加わり喧々諤々!

こんにちは、現地で動き回っている
きぼうときずな号です。
富岡町の住民から聞いた生活の様子について、
石井さんの話に出てきましたね。
ぺ号も色々とお話を伺ったのですが、
“無い”ものを挙げるよりも、“ある”ものを挙げていく
方が早い、と感じました。
役場、住居、スーパー、ドラッグストア、
ホームセンター、診療所、コンビニ、はあります。
でもそれ以外は、町内に無いんですよね。。。

お話の後半に出てきた自律神経機能測定器ですが、
車でたとえると、アクセルとブレーキの働き具合を
評価する機器、なんです。
事故のない快適なドライブのためには、
アクセルとブレーキが、「必要なときに働くこと」
「バランスよく働くこと」の2つが重要です。
ヒトでも同じことは言えますよね。
つまり、自律神経の働きを、交感神経系(=アクセル)、
副交感神経系(=ブレーキ)に見立てて、
身体への負荷にうまく対応できているかどうか、を
チェックするというわけです。
医療機関などでこのチェックを実施しているところは
あるようですが、一般の地域住民を対象にするのは
珍しいみたいです。実際に住民の方に役に立つのか、
Validation と Verificationが必要ですね。

あれ、言葉の違いはなんだっけ?
大橋先生、教えてくださーい!!

きぼうときずなプロジェクト今後の予定

きぼうときずな今後の予定 2017年9月

■10月開催予定 復興庁補助事業(「心の復興」事業)
 会場:ヨークベニマル富久山店@福島県郡山市
 内容:スーパー店舗内に無料簡易健康チェックブースを設置して、健康を保つ方法を伝えます
 協力:サラヤ株式会社 中央大学学生ボランティア

■ 10/17(火) ふるさとふくしま交流・相談支援事業
 会場:さくらモールとみおか@福島県富岡町
 内容:スーパー店舗内に無料簡易健康チェックブースを設置して、健康を保つ方法を伝えます
 協力:福島県栄養士会

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