- 前:NPO法人日本臨床研究支援ユニット理事長
東京大学名誉教授
福島市出身 永久代表
本当の空を住処とし、ますます視野を広げ、先見の明に磨きをかける
- 参議院議員
東京都浅草生れ
きぼうときずなのある日本を目指して、天空と交信を続ける
- 医療関係者やスタッフを乗せて被災地を縦横無尽に駆け巡っている。三つ子。福島県いわき市在住
大空のもと、道なき道も走り続け、銀河車両を目指す
No.87 お彼岸に大橋のお墓に手を合わせ
きぼうときずな秋の支援活動スタート
……いよいよ令和6年度の活動開始のようですね
スタッフ一同がんばってますよん
9月はいわき市、福島市、10月は仙台市、いわき市、海沿いの被災地もいきます
さぁ~これからこれから!!
……
夏の暑さですっかり体も疲れ切ってるからこそ健康チェックで自分の状態を確認して、秋に向い徐々に体調を整えて、Enjoy autumn
……
この夏に、新しい出会いがありました。南相馬で食品関係の事業をされている会社さんです。福島県双葉郡浪江町で昭和7年に創業という歴史をもつ株式会社伊藤商店です。
伊藤社長さんは“食の安全・安心のために常に最高の商品とサービスを提供することを使命としています”とおっしゃってます
……心強いですね。ところで南相馬の会社ということは被災の当事者ということですね
そうなんですよ、震災前までは会社は浪江町にありました。
地震発生時は倉庫で油の一斗缶が倒れるのを止めようとして落下してきた缶で全身アザだらけになったそう。そして原発事故、なにも持てずいっせいに避難です。
でもね、震災の年の9月には南相馬で営業を再開し、8年後にはついに新社屋・工場を完成
……
再び災害が発生しても必要な場所に必要な食料を届けることができるように頑丈な建物になってるそうです。現在は介護用食事も手掛けてらっしゃるんです。
寝たきりの方、歯のない方、病気で食事に配慮が必要な方でも美味しく食べられることは生きてる楽しみよね
私達の活動は健康な方にもっと健康になっていただくことですが、ご家族などに介護などの必要な方がいらっしゃる場合とか、そんな時にご紹介していこうと思うんですよ
……応援したいですね
石井が手にしている冊子「しあわせ家族」は、この夏知り合った、南相馬で老人介護施設や病院、学校、スーパーなどへ業務用食材の卸売販売をしている伊藤商店さんの全病食の総合カタログです。
健康相談にみえる方は高齢者が多く、ご家族の介護をされている方もけっこういらっしゃいます。石井はひとり一人の健康状態と家庭環境などをうかがい、栄養や食事の作り方やとり方などもアドバイスしています。
被災地では高齢化がすすみ、老々介護も増えているので、石井は伊藤食品さんが提供しているような手軽に短時間でおいしく作ることができる介護食や治療食の利用もおすすめしたいと考えています。食べることは命のもとであり、心と体の栄養だと思うからです
学生ボランティアのみなさんも、今年もたくさん参加してくださる予定で~す。
いわき市の開催では医療創生大学の学生ボランティアが協力してくれました。ついこの間1年生ですと言ってた学生さんがもう4年生、ビックリよね。現在助産師目指して猛勉強中、今回は試験勉強の合間をぬって参加してくれました。
1年生から4年生まで未来の看護師たちが総勢12名
……自分たちの地域を自分たちで支えるという気持ちが伝わります
机上の勉強だけでなくて、直接地域の人と交わったことは必ず将来の糧になると思います。とにかく12名が一丸となって準備からかたづけまで主体的に動いてくれました。
健康チェックではそれぞれ任された役割に忠実に、ショッピングセンター内をパネルをもって呼びかけをしてくれたり、お陰様で大盛況でしたわん♪
……
いわき市ヨークベニマルエブリア店での健康チェックに、いつも協力してくれる医療創生大学の学生ボランティアと石井、保健師AIBAの面々です。12名の若き女子力で、準備から健康測定、参加者の皆さんとのあたたかい交流、片付けまですべてがスムーズに終了しました!
健康チェック参加を呼び掛けるために、パネルを持ってショッピングセンター内を笑顔でまわってくれた学生ボランティア。
石井や学生の呼びかけもあり、50名を超えるたくさんの方にご参加いただきました!石井も保健師AIBAも嬉しい悲鳴をあげながらも、機転を利かせて協力してくれる学生ボランティアに感心したのでした。
多くの参加者がリラックスして健康チェックを受けられるよう、落ち着いて測定をする学生たちです。
福島市のヨークベニマル平野店での開催には、東北大学の学生ボランティアサークル福興youthのメンバー1年生と2年生が協力してくれました
……
福島市のヨークベニマル平野店での健康チェックに協力してくれた東北大学の学生ボランティアサークル福興youthのメンバー1年生と2年生と、石井です。
今回初めて参加してくれた1年生と、岩手県の被災地山田町出身の2年生とで、パネルを持って参加を呼び掛けてくれました。
初参加の1年生も先輩の様子を見ながら、参加者に健康チェックの説明をしたり測定をしたりとがんばってくれました。次回もよろしくお願いします!
今回はじめて参加してくれた1年生は静岡県の出身。そして3月の岩沼市玉浦西地区での活動に参加してくれた2年生は、岩手県のまさに被災地山田町の出身です。静岡出身の学生さんにとっては、改めて東日本大震災を知るきっかけになるといいわ、先輩がなんせ被災の当事者ですからね、災害はいつどこで起きるかわかりませんからね、とにかく”知る“ということが知恵につながるのよね
……石井さんの健康相談はどうでしたか
筋肉の強さの検査や握力検査で身体の体力バランスを診て内臓年齢を出し、骨密度の検査と細かいデータとの比較をし、骨の予防や低栄養の予防メニューを渡し、生活のリズムと自律神経測定の解説、ストレスの相談、薬の相談もありました
……
ほとんど方が夜トイレに起きることで、睡眠が妨げられていることで悩んでらしたわ。
かかりつけ医がいる方には、 医師へ相談することとかアドバイスしています。私は心療内科に勤めていたので、その辺りはよく知ってるんだけど、歯科の質問が多かったなぁ、歯!大切よね
……
いつも健康チェックに参加してくださる方の多くは、親身に話をきいてくれる石井との健康相談の時間を楽しみにされています。とくに暑かった今年、夏から秋への季節の変わり目に体調を崩さないよう、石井のアドバイスにも力が入ります。
保健師AIBAは健康チェック測定の結果について、参加者に寄り添って説明をします。分かりやすくて親しみある語り口は、高齢者にとても人気があります。
福島市の活動はちょうどお彼岸でしたから、終了後は大橋先生のお墓参りに♪
……いつもありがとうございます
お墓に向かう医療支援車の中で、なぜ秋分と春分の日に墓参りに行くのか? が話題となったのは聞こえましたか?
……聞こえましたよ、盛り上がってましたね、 月の形がどうの、 ボタもち、 オハギがどうの、とか、雑学ばかりが……
保健師AIBA君、医療支援車を運転をしながら、ボソッと、 “昼夜が半分になるということは、あの世にいる人に生きてる人が最も近くにいるということで、墓参りするとか?”
帰りの新幹線の中でスマホで確認したら、ホントだ~その通り!やっぱ地頭が違うんだと納得した次第
……僕も知ってましたよ、昼と夜の長さが一緒になれば、あの世とこの世が近づくことになりませんか?なりますよね
……いや~え~っと、しっかし先生、またお墓参り土砂降りでしたけど、これはど~ゆ~ことでしょう
……雲行雨施です。
雲が流れ動いて雨を降らせ万物を潤すように、きぼうときずなも医療支援車ぺ号をはしらせ被災地に心の復興を行き渡らせてください
福島市での健康チェックがおわったあと、みんなで大橋のお墓へ向かいました。9月21日、ちょうどお彼岸でお墓参り日和でした。あいにくの雨でしたが、お花を供えお墓を丁寧に整えて手を合わせました。このところ、大橋の墓参の時には雨続きですが、大橋が「雲行雨施……」とつぶやく声がきこえてくるかのようで、石井と甘利理事長と、「わかってますよ大丈夫!まかせてください」と言わんばかりのふたりの笑顔です。
大橋先生、きぼうときずなのこれから続く息の長い活動を見守ってください!
こんにちは、現地で走り回っているきぼうときずな号です。
およそ半年ぶりの健康チェック、初回から52名と多くの方に来場いただき本当に嬉しい限りでした。学生ボランティアの参加も12名、1回あたりの人数としてはこれまでの最多で、しかも半数が大学1年生でした。今回のお手伝いに限らず、今後にも繋がっていきそうな予感がして、とても楽しみです。
さて、AIBAの秋分と春分の日のお墓参りの件です。自律神経機能測定に関わるようになったタイミングと同時期に、マインドフルネス瞑想に興味関心を持ち始め、ちょっとだけ仏教の考え方を生活に取り入れたりしておりました。今回のことを、明確に知識として学んだわけではないのですが、おそらくどこかで無意識のうちに仕入れた情報だったように思います。大量の情報をもとに思考をするという、ちょっとAIっぽいエピソードでした。
先月の稼動回数:2回
先月の走行距離:275km
→食費目安 5,660円(燃費8.5km/L、ガソリン代175円/L)
きぼうときずなプロジェクト今後の予定(9月末現在)
〜令和6年度 復興庁「心の復興」事業〜
心と体とまちの栄養復興PJ(健康IKOI隊)
◇内容:スーパー店舗内に簡易健康チェックブースを設置して、健康を保つ方法を伝えます。
◇協力団体:株式会社ヨークベニマル サラヤ株式会社 医療創生大学学生ボランティア 東北大学学生ボランティア福興youth
■10/13(日) 会場:ヨークベニマル茂庭店@仙台市
■10/19(土) 会場:富岡町役場いわき支所@いわき市
■11/9(土) 会場:富岡町文化交流センター 学びの森@富岡町
■11/16(土) 会場:ヨークベニマル平野店@福島市
■2/16(日) 会場:ヨークベニマルエブリア店@いわき市
■3/16(日) 会場:ヨークベニマル茂庭店@仙台市
9月21日、福島市のヨークベニマル平野店で健康チェックを開催しました。スーパーのお客様にチラシや館内放送で参加を呼び掛けた石井。聴診器を首にかけて、一人でも多くの方の健康相談にのろうという意欲に溢れています。おかげさまで多くの方にご参加いただきました。