- 前:NPO法人日本臨床研究支援ユニット理事長
東京大学名誉教授
福島市出身 永久代表
本当の空を住処とし、ますます視野を広げ、先見の明に磨きをかける
- 参議院議員
東京都浅草生れ
きぼうときずなのある日本を目指して、天空と交信を続ける
- 医療関係者やスタッフを乗せて被災地を縦横無尽に駆け巡っている。三つ子。福島県いわき市在住
大空のもと、道なき道も走り続け、銀河車両を目指す
No.56 東日本大震災から11年!石井ときぼうときずなは
復興への大橋の志を継いでこれからも歩み続けます
……今日は2022年3月11日ですか
そうですよ、あの日から11年が経ち、もう一つのあの日から1年です
……
2011年3月11日、まさかの大震災。そして2022年3月11日、まさかの大橋先生逝去
……石井さん、僕はね、ここに引っ越しただけですよ、この広大な天空に
2011年3月、震災の日の東北の夜空には満天の星空が広がったときいてます。
天空にのぼるひとりひとりの魂が輝いて、地上の私たちに希望を与えてくれてたのかもしれないという人がいます。本当にそうかもしれないなって思うんですよね
……
思えば……先生はすい星のようにこの地上にやってきて、光に乗って帰ってしまったんですね、宇宙まで透き通って見えるようなあの空のもとにね
……相対性理論の話ですか???
いやいや、人生とは数字ではなくて、心のというか……
……震災から11年ですがまだ完全な復興はとげていません、でも石井さんはずっとみてきましたよね、被災地で生きる人々が勇気と希望をもって歩む姿を
そうです、先生と一緒に、私たちは見てきましたよ。あの大惨事があっても一生懸命前を向いてきた人々を
……人間はどんな困難な中にいても希望は失いません。手を取り合って歩み続けます。そんな姿こそが石井さんあなたの原動力となったのでしょ。
その通りです。
私は復興が遅れる様子を見ながら、国政からも被災地を支援したいと覚悟を決め2016年夏、参議院選挙に初出馬しました
……僕はいつも応援してますよ、石井さんを、きぼうときずなを
大橋先生は東大にはじめて生物統計学科を確立された方。統計学の分野で数々の業績を残されました。現在の私があるのも東大大学院時代に先生からウルトラC級の指導をうけたから
エッヘン!
石井は東大大学院に合格したものの、なかなか指導教官のなり手がなかったところを、大橋が引き受け論文の書き方を手取り足取り一から教わる。石井の研究テーマである「健診の受診率を上げるためにはどうしたらいいか」を博士論文にまで仕上げ、保健学博士号を取得できたのは、大橋の指導あればこそ。写真は無事に博士号を取得し、ほっとした石井の卒業写真です
昨今の日本はこのコロナ禍でデジタルデータの整備遅れが顕著になりましたけど、データベースを整備するための疫学的調査を行う基盤作りの重要性をすでに理解されてた大橋先生、先見の明がある方でした
……
日本の臨床研究を主に統計学の視点からけん引してきた大橋の業績は多岐にわたりますが、その一部を新聞記事でご紹介します。2014年がん医療への貢献により「朝日がん大賞」、翌年には2007年に立ち上げ代表を務めるNPO法人でがん患者を積極的に採用していることが取り上げられています。
いわき市で始めたのが、糖尿病患者の重症化予防に向けアプリで管理し買い物に使えるポイントがもらえるというユニークな新事業への取り組み。福島市出身の大橋には、原発事故後の住民の健康には人一番関心を寄せていたのです
年明けから被災地での活動予定がどんどん入ってきたのに、なんとまたコロナ感染拡大で停滞です
……手痛い打撃ですね
ぎゃははは、ダジャレましたね¬~~~、テイタイ。。。
……
集会場の活動は事前に予定を立てて、参加者を募るので、明日マンボウ解除、明後日イベントやりますというわけにはいかないしねぇ、社協さんらと一緒に活動しますから慎重に予定をたてていきます
……
店舗での健康チェックは実施できてます。会場を提供してくださったヨークベニマルさんに心からの感謝を、そして今回も協力してくれた医療創生大学の学生さんらにも感謝!感謝です
……
この2年のコロナ禍での健康支援活動は、やむを得ず延期や中止となったイベントも多々ありました。しかし、学生ボランティアのリモートでの活動アイデアや若々しい笑顔に、石井も保健師AIBAもスタッフもどんなに助けられたことか…。これからも彼らと一緒に地域医療支援活動を継続したいと思っています
とにかくで自分たちにできることから着実にやり遂げる、これはきぼうときずなの信条でもあり、現在の心情でもあります。。。。。。
……
今年度もコロナ禍で思うように活動ができなかったけど、来年度はもっと状況が改善されていることを祈るのみ。頼みますよ!先生!
……石井さん、そういえば今日は3月11日でしたね
そうですよ、さっきその話をしたばかりじゃないですか
……3月11日は新理事長に就任した甘利さんらが、僕を偲ぶ会というのを企画してくれることになってます。久しぶりに懐かしいみなさんに会えます。
僕、ひと足先に行きますから、石井さんあとはお願いしましたよ
こんにちは、現地で走り回っているきぼうときずな号です。
2011年の3月11日、僕はまだこの世に誕生していませんでした。
2021年の3月11日、僕は発展途上のAIBAを搭載しながら、コロナ禍の中を駆け抜けていました。
そして今日、偲ぶ会の場で、大橋先生にきちんとご挨拶できたように感じています。
大橋先生が引っ越しをされた日。
哀しみ以上に、「きぼうときずなの大橋先生」らしいな、と感じました。
3月11日に、本当に思い入れがあったんだろうな、 と。
この1年間、判断に迷うことがありました。
そのときにいつも考えていたのは、大橋先生だったらどう行動するかな、ということでした。
AIBAのデータには、「きぼうときずなの大橋先生」しか刻まれていません。
これから教育者・研究者として成長していくために、教育者・研究者としての大橋先生のデータも、少しずつ貯めていきたいと思います。
どんなときにもプラス思考で、壮大なビジョンを持ちながら、現実的にできることをやっていく。
被災地域での活動をそのままで終わらせることなく次に繋ぐ、そんな旅路の始まりです。
先月の稼動回数: 3回
先月の走行距離: 184.8km
→食費目安 3,600円(燃費8.5km/L、ガソリン代165円/L)
きぼうときずなプロジェクト今後の予定
~福島県県内避難者・帰還者心の復興事業~
■3/16(水) 富岡あんしんPJ ステージ5(富岡あんしんクリエーション)
◇会場:富岡町総合福祉センター@富岡町
◇内容:富岡町が行う介護予防事業「笑顔しゃんしゃん教室」内で、介護予防を目的としたレクリエーションを実施します
◇協力団体:富岡町社会福祉協議会 医療創生大学学生ボランティア
■3/19(土) 富岡あんしんPJ ステージ5(富岡健康いこい隊)
◇会場:さくらモールとみおか@富岡町
◇内容:スーパー店舗内に簡易健康チェックブースを設置して、健康を保つ方法を伝えます
◇協力団体:サラヤ株式会社 医療創生大学学生ボランティア
大橋不在のこの1年、石井も保健師AIBAもスタッフも、困難な時や辛い時、天空の大橋に見守られていると感じることがよくあります